デジタルサイネージを紙で修正?
しばらく前、東京駅構内にある東京近郊路線図のデジタルサイネージを写したネット投稿が話題になっていました。デジタルサイネージとは、商業施設や駅、店頭などに設置される映像表示システム、つまり「電子看板」のことです。
この東京駅構内のデジタルサイネージは、路線図に間違いがあったのか、あるいは路線が変更になったのか、何らかの理由で修正をする必要があったようですが、その方法は、なんと上から修正した紙を貼るという方法を取っていたのです。本来なら、表示しているデジタル画像を修正するのが一般的です。というか、その方法しかあり得ないのですが、それを紙で修正しているちぐはくさがネット上でツッコまれる対象となっていました。想像するに、このデジタルサイネージを管理している部署は「保守費」という予算を確保していなかったのではないかと思われます。
何かのシステムを制作した場合、その後、ほぼ間違いなく修正や更新作業が発生します。その作業が内製化できていれば問題ないのですが、外部へ委託している場合は、保守費が必要になります。保守費を確保しておかないと、今回のような事態になりかねません。
保守・更新作業が必要な身近な例といえば、会社のウェブサイトがそれに当たります。サイト制作は、一度完成したら終わりではありません。そこからコンテンツを追加したり、新しいニュースを投稿していくことで、活きたサイトとして認識されます。もしあなたが、ある会社のサイトを閲覧した時、掲載されている最新情報が1年以上前のものだと?この会社、大丈夫かな??と不安になりませんか? サイトは更新を続けてこそ、価値が大きくなるのです。
更新作業で最も頭を悩ませるのが、原稿や画像などのコンテンツ制作という方も多いと思います。前回紹介したチャットGPTをはじめ、最近はコンテンツ制作支援ツールが続々と登場しています。そうしたツールを利用して、まずは社内でサイト更新をする体制が組めないか検討されてはいかがでしょうか? 内製化が難しければ、弊社にお声がけください。最適なコンテンツと更新方法を一緒に考えます。(正一郎)
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