昨日に続き、三谷幸喜さんの話。
三谷さんの舞台の傑作が「笑の大学」とすれば、テレビドラマなら…「古畑任三郎」と言いたいところですが、私が選ぶなら「王様のレストラン」。(もう10年以上も前のドラマですが(笑)。)
ストーリー:
舞台は、とあるフレンチレストラン「ベル・エキップ」。天才的なオーナーシェフ(中村嘉葎雄)が急逝し、その長男・範朝(西村雅彦)が、後を継ぐことになった。しかし、範朝は怪しげな副業にうつつを抜かし、店の経営は危うくなる。
そんなある日、範朝の腹違いの弟・禄郎(筒井道隆)が、先代の遺言によりオーナーになった。禄郎は、父の遺言により、伝説のギャルソン・千石(松本幸四郎)を呼び寄せるのだった。果たして「ベル・エキップ」は復活するのか?
舞台は、とあるフレンチレストラン「ベル・エキップ」。天才的なオーナーシェフ(中村嘉葎雄)が急逝し、その長男・範朝(西村雅彦)が、後を継ぐことになった。しかし、範朝は怪しげな副業にうつつを抜かし、店の経営は危うくなる。
そんなある日、範朝の腹違いの弟・禄郎(筒井道隆)が、先代の遺言によりオーナーになった。禄郎は、父の遺言により、伝説のギャルソン・千石(松本幸四郎)を呼び寄せるのだった。果たして「ベル・エキップ」は復活するのか?
三谷氏はこのドラマの脚本を書くうえで、自分自身に制約をつけたそうで、それは、「話がすべてレストランの中だけで完結すること」らしい。だからこそテレビドラマなのに、小劇団の舞台を見ているような楽しさがあるのだろう。これも昨日の話と同じく、制約をつけることで逆に面白くなる例のひとつ。
このドラマ、聞いた話によれば、番組プロデューサーが三谷氏に“フレンチレストランを舞台に「がんばれベアーズ」みたいな話を書いてほしい”との依頼に応えたのがこの作品と聞いたことがあります。このあうんの呼吸というか、打てば響く関係っていいですよね。
最初はダメ人間の集まりだったこのレストランが、一人の人間の影響力で、しだいに一人また一人とその熱意に動かされていく様はまさに組織づくりそのもの。
で、この番組をモチーフになんと経営学を語る本まであるのです。
↓『「王様のレストラン」の経営学入門?人が成長する組織のつくりかた?』
書いたのは某大学教授。自分の講義に加筆して書かれたものだそうです。この本も「人が成長する組織のつくりかた」をテーマにしてありますが、私もまだちょっとしか読んでないので、それはまた別の話で。
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