
ニュースレター作成代行サービス 株式会社ラクパの城戸あづさです。弊社はこの度、拠点を福岡市から行橋市へ移すこととなりました。移転に伴う変更にご快諾くださった皆様、心より感謝申し上げます。今月は移転の経緯や今後のことなどについて、お伝えできたらと思います。
行橋市には私の実家があり、85歳になる母が暮らしています。まだまだ元気ですが、いずれ同居しようという話は以前からしていました。コロナ禍以降、弊社の業務がほぼオンラインで行えるようになり、一昨年に息子2人が家を出たことで、行橋市移住計画の障壁はなくなりました。しかし、交通の便が良く、隣りがスーパーで、プールまで徒歩10分。美味しい飲食店も多いこの街で長く暮らした我々は、昨年末に母が転んで右腕を骨折するまで、重い重い腰を上げることができませんでした。
それから毎週末、我々は引越し準備に励みました。親戚の強力なサポートもあり、仕事場と我々の部屋ができた頃、季節は春へと移っていました。そして、私の心境にも多少の変化があったのです。
ライターになって35年。恥ずかしながら、依頼された文章しか書いたことがありません。人の話をどう読ませるか考えるのは面白いのですが、自分にはネタがないからです。でも、これから私が経験することは書く価値があるのでは…と感じ始めました。
一つ目のネタは、田舎生活と母との同居。草が生い茂る庭、虫が入り放題の築180年木造家屋で、我々は楽しく暮らせるようになるでしょうか。また移転のご挨拶の際、多くの方が親の世話について考えたり悩んだりしていることを知りました。我々の話が何かの参考になればと思う次第です。
二つ目は、田舎に暮らす人たちの知恵や技術。大工より繊細なDIY、庭師要らずの剪定、年中美味しい保存食…田舎には達人が多いのです。そういうスペックを身につけたいなと。
三つ目は、田舎のコミュニティ。寺や神社を中心に人々が緩く繋がっているだけなのに、村の行事は800年途絶えず続いているという…何か理由がありそうです。
引越してみないとわからないことだらけ。ただ、不便や不満で終わらせず、不思議と捉えて文章にしてみたいです。人生後半戦の成長記録、いつの日か皆様に読んでいただけたら幸いです。
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