自分でルールを作る意味。?「佐藤雅彦全仕事」

昨日に続き、佐藤雅彦さんの話。

佐藤さんは著作もいろいろとありますが、これまでの仕事の内容や仕事の考え方をまとめたのが、『佐藤雅彦全仕事』です。

佐藤雅彦

これまでのCMやエディトリアル作品、そして対談集という構成の本ですが、わたしが一番興味を惹かれたのは、「僕の表現方法」という文章。

それによれば、佐藤さんはモノを作る時に自分で作った「ルール」を非常に大事にしているとのこと。氏の机の前には10年以上も前から、自分で書いたメモをずっと貼っているそうです。そのメモに書かれているのは、

「別のルールで物を作ろうと考えている」

という言葉。この言葉だけではピンときませんが、氏が電通に入社して間もない頃の話にこんな2つのことを徹底してやったそうです。

1つは、仕事がなく時間をもてあましていた時に、資料室にこもってただひたすら世界中のCM集をずっと見て、面白いコマーシャルに共通するルールを見出す作業を続けたこと。

もう1つは、同じようにまだ仕事があまりない若い演出助手の人たちと夜通し企画について語り合ったなかでアイデアを見つけていったこと。

これを続けていくうちに、自分なりのものづくりのルールを23個持つことになったと語っています。

具体的なルールについてはこの本のなかで4つほど語られていますが、そのルールを知って、氏のCMを見ると、“ナルホドッ!”と思えます。

CMに限らず、モノを作る人にとっては何かしらヒントになる本だと思います。


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この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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