このコーナーでは経営や生き方のヒントとなるような映画を紹介しています。
今回は、世界恐慌下のアメリカで、一頭の競走馬に全てを賭けた3人の男たちの人生を描いた『シービスケット』です。
『シービスケット』
Seabiscuit
<あらすじ>1930年代、大恐慌に陥ったアメリカ。最愛の息子を亡くし、失意の底にあった馬主ハワード(ジェフ・ブリッジス)。彼は、馬に人一倍愛情を注ぐ元カウボーイ、スミス(クリス・クーパー)を調教師として雇う。スミスは?シービスケット?と呼ばれる小柄で気性の荒いサラブレッドの潜在能力に目を付け、ハワードにその馬を購入するよう進言する。そして、誰もが手を焼くその馬の騎手に、気が強くて喧嘩っ早い男レッド(トビー・マグワイア)を起用する。困窮に苦しむアメリカの庶民たちは、小柄ながらも逆境に立ち向かうシービスケットを時代のヒーローに見立て、熱狂的な声援を送るのだが…。
<コメント>登場する男たちは皆それぞれに挫折を経験しています。シービスケットも手に負えない荒くれ馬です。レースで勝つための努力は並大抵なことではありません。苦しい時間が長く過ぎていきます。だからこそ勝利をつかんだ時に喜びが爆発します。「夢を諦めない」という言葉がピッタリの一本です。CGを使わず、すべて実写で撮影した迫力の映像も見事です。鍛え上げられた競走馬が走る姿は美しいです。私は競馬はしませんが、競馬場に一度行ってみたくなりました。
- 『シービスケット』
- 原題:Seabiscuit
- 監督:ゲイリー・ロス
- 出演者:トビー・マグワイア、ジェフ・ブリッジス、クリス・クーパーほか
- 上映時間:141分
- 製作国:米国
- 日本公開:2004年1月24日
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