不気味なリアリティを感じさせる作品/映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

このコーナーでは、経営や生き方のヒントとなるような映画を紹介しています。今回は、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』です。

映画

『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

Civil War

<あらすじ> 近未来のアメリカ。憲法で禁じられているはずの3期目に突入した権威主義的な大統領に反発し、19の州が連邦政府から離脱した。カリフォルニア州とテキサス州を中心とする「西部勢力」と政府軍による内戦が勃発する状況下、ベテラン戦場カメラマンのリー(キルスティン・ダンスト)ら4人は、大統領への独占インタビューを目指してニューヨークからワシントンへと向かう。約1400キロに及ぶ危険な旅路で、彼らは戦火に包まれた国土の惨状を目の当たりにしていく…。

<コメント>本作の魅力は、「もしアメリカで内戦が起きたら」という衝撃的な仮説を、リアリティ溢れる映像で描き出している点です。平和な日常が一変した様子が鮮烈に描かれ、無政府状態となった郊外の様子や民衆の苦悩など、内戦の恐ろしさが深く刻まれるシーンが多く登場します。

また、本作は「誰が敵か味方かわからない」恐怖が巧みに表現されている点も見どころです。主人公たちが随行する軍隊が、どちらの勢力なのかを判別しづらくすることで、内戦の混沌とした状況をより強く印象付けているように感じました。米国の憲法では、大統領の任期は2期までと決められていますが、まさか現大統領が3期目を狙うことがあったら…と考えさせられました。

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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