テロに立ち向かった勇気ある若者の実話/映画『15時17分、パリ行き』

このコーナーでは、経営や生き方のヒントとなるような映画を紹介しています。今回は、2015年にフランスで起きた、高速列車無差別テロ事件を描いた『15時17分、パリ行き』です。

映画

『15時17分、パリ行き』

The 15:17 to Paris

<あらすじ>幼馴染みのスペンサー、アンソニー、アレクの3人。学校での問題行動や挫折を経験しながらも固い友情で結ばれていた彼らは、大人になるにつれて別々の道を歩み始める。スペンサーとアレクは軍隊に入隊し、アンソニーは大学に進学。ある夏、彼らはヨーロッパ旅行を計画し、歴史ある街々を巡る旅に出る。そして旅の終盤、アムステルダム発パリ行きの高速列車に乗車する。のどかな移動の最中、列車内で突如、武装した男が乗客を襲撃。逃げ場のない密室で、3人は直面した脅威に立ち向かう決断を迫られる…。

<コメント>本作の最大の特徴は、実際に事件に遭遇した乗客の3人が自分自身を演じている点です。プロの俳優ではない彼らの自然な演技が、作品に特別なリアリティをもたらしています。しかも、3人の少年時代から描くことで、友情や成長の過程も丁寧に描かれています。中心人物であるスペンサーは、学校にも軍隊にもなかなか馴染むことが出来ません。それでもクサることなく、地道な努力を重ねていきます。そしてその努力にはどんな意味があったのか、ぜひご確認ください。事件が起こった実際の場所で撮影を行なったという、クリント・イーストウッド監督の手腕が光る一本です。

  • 『15時17分、パリ行き』
  • 原題:The 15:17 to Paris
  • 監督:クリント・イーストウッド
  • 出演者:スペンサー・ストーン、アンソニー・サドラー、アレク・スカラトスほか
  • 上映時間:94分
  • 製作国:アメリカ
  • 日本公開:2018年3月1日
この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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