地動説を命がけで研究する者たちの信念/TVアニメ『チ。-地球の運動について-』

ここでは毎回、私が観た映画をご紹介していますが、今回は番外編。NHK総合で10月5日にスタートするアニメ『チ。-地球の運動について-』です。

アニメ

<あらすじ>15世紀のヨーロッパ某国。飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ。彼は周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言。が、以前から熱心に打ち込んでいる天文への情熱は捨てられずにいた。ある日、彼はフベルトという謎めいた学者と出会う。異端思想に基づく禁忌に触れたため拷問を受け、投獄されていたというフベルト。彼が研究していたのは、宇宙に関する衝撃的な「ある仮説」だった…。

<コメント>コミック全8巻のうち3巻まで読み終えて、?これがアニメになったら、間違いなく面白い!?と思えた作品です。コミック第21話で、文字が読めない闘士オクジーが、天文研究助手ヨレンタに「文字が読めるってどんな感じですか?」と尋ねるシーンが印象的です。
「文字は、まるで奇蹟ですよ。アレが使えると、時間と場所を超越できる。200年前の情報に涙が流れることも、千年前の噂話で笑うこともある。そんなの信じられますか?(中略)文字になった思考はこの世に残って、ずっと未来の誰かを動かすことだってある。そんなの・・・まるで、奇蹟じゃないですか。」
 文字、言葉、物語…私たちがふだん何気なく使っているこれらの価値や可能性を考えると、今の時代を生きる私たちが、後世のためにできることは、もっとありそうです。

  • アニメ『チ。-地球の運動について-』
  • 原作:魚豊
  • 監督:清水健一
  • アニメーション制作:マッドハウス
  • 声優:坂本真綾、津田健次郎ほか
  • 2024年10月5日よりNHK総合放送で開始予定
この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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