このコーナーでは経営や生き方のヒントになるような映画を紹介しています。今回紹介するのは、戦地で多くの兵士を救った衛生兵の生き様を描いた『ハクソー・リッジ』です。
<あらすじ>人を殺してはならないという宗教的信念を持つ若者・デズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)。第二次世界大戦が日に日に激化し、デズモンドも祖国のために志願兵として入隊する。訓練中、ライフルを持とうとしないデズモンドに対し、大尉は「戦争は人を殺すことだ」と告げ、命令に従えないのなら、除隊しろと宣告される。最終的には、軍法会議にかけられ窮地に陥るが、ある人物の尽力でデズモンドの主張は 認められる。そして舞台は、1945年の沖縄へ。ハクソー・リッジと呼ばれた難攻不落の断崖は、壮絶極まる戦場。そこでデズモンドは、武器も持たず、命を懸けて負傷兵を救い続けるのだった…。
<コメント> 不屈の精神を持つ兵士が戦場で活躍する姿は、戦争映画でこれまで何度も描かれてきました。この作品がそれらと一線を画すのは、主人公が「武器を持たない。人を殺さない」という信念を持っていることです。
この映画で初めて知ったのですが、このような場合、「良心的兵役拒否権」というのが基本的人権として認められているのだそうです。当時の日本では考えられないことですね。
目を覆いたくなるシーンが多いですが、感動の実話をぜひご覧ください(正)
- 『ハクソー・リッジ』
- 原題:Hacksaw Ridge
- 監督:メル・ギブソン
- 出演者:アンドリュー・ガーフィールドほか
- 上映時間:139分
- 製作国:アメリカ合衆国、オーストラリア
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