新聞やニュースで毎日のように耳にする「ChatGPT」。米国Open_AI社が開発した「人間が書いたような自然な文章を回答できる対話式AI」です。AIの是非はともかく、私は「どういう使い方をすれば、ChatGPTを最大限に活用できるか」という点が気になっていましたが、その疑問を解消してくれる動画が見つかりました。こちらのYouTube動画です。
「あなたの仕事が劇的に変わる!? ChatGPT使いこなし最前線」
登壇しているのは、note株式会社CXOの深津貴之氏です。深津氏はChatGPTを始めとする生成AIへの造詣が深く、5月9日に岸田首相を中心に行われたAI戦略会議設置の意見交換会にも有識者の一人として参加しています。少しでも興味がある方は、この動画をご覧ください。以下に要点をまとめました。
「ChatGPTは検索や質問のためのツールではない」
ChatGPTは、Googleのように「入力した言葉をネット上で検索して結果を表示するもの」ではありません。ChatGPTに「○○について教えて」といった質問をすると、それなりの回答が表示されますが、それは信ぴょう性に欠けたものです。
「ChatGPTは記事を大量生産するツールではない」
現段階では、記事生成のためのツールではありません。ChatGPTで精度の高い記事を作ろうとすると、それなりに手間がかかります。
「ChatGPTは、単語をつなげているだけ。真の意味の知性ではない」
会話をしているように見えますが、確率的に文字をつなげているだけです。つまり、極端な知識やアイデアは出してくれません。タイトル案を尋ねても、無難なものしか出ないのはこのためです。
「深津式汎用プロンプト」実例
この動画で最も重要なのが、ChatGPTへの指示の出し方です。動画のなかでは「深津式汎用プロンプト」として紹介されています。
プロンプト例1)長文の要約
※マーカー部分は適宜変更して使用してください。
↑プロンプトシステムを使用する際の注意点です。
プロンプト例2)企画案のブレスト
実際の使用例は以下の通りです。
あなたはプロのマーケターです。商品企画で悩んでいます。私のかわりに企画をしてください。このタスクで最高の結果を出すために追加の情報が必要な場合は質問をしてください。
以上が、Chat-GPTを使いこなすための2つの「深津式汎用プロンプト」です。Chat-GPTをまったく使ったことがない方には、”なんのこっちゃ”という感じでしょうが、一度使ってみればその面白さが理解できると思います。少し難しいかもしれませんが、ぜひ試してみてください。(正一郎)
コメント
[…] 業で最も頭を悩ませるのが、原稿や画像などのコンテンツ制作という方も多いと思います。前回紹介したチャットGPTをはじめ、最近はコンテンツ制作支援ツールが続々と登場しています […]