煩わしい人間関係がない生き方は楽? ―映画「マイレージ・マイライフ」

今回ご紹介するのは「マイレージ・マイライフ」。煩わしい人間関係を回避して身軽で気ままな人生を送ってきた主人公が、2人の女性との出会いをきっかけに自分の生き方を見つめ直す物語です。

映画

リストラ宣告人として全米を飛び回り、年間322日間も出張し、「バックパックに入らない人生の荷物は背負わない」がモットーのライアン(ジョージ・クルーニー)。彼にとっての夢は、航空会社のマイレージを1000万マイル貯めて、飛行機に名前を刻むこと。しかし同業のキャリアウーマンのアレックス(ヴェラ・ファーミガ)や、新入社員ナタリー(アナ・ケンドリック)と接するうちに彼の心に変化が表れてくるのだった…。

<みどころ>映画の原題は「UP IN THE AIR」。宙ぶらりん、という意味です。煩わしい人間関係を避けて、生活のほとんどを空港とホテルで暮らす姿はまさに宙ぶらりんの根無し草。混雑する空港でのチェックインの手続きを手際よく鮮やかに済ませる姿は最初かっこ良く見えますが、次第に空しく感じられてきます。魅力的なアレックスとは、お互い割りきった大人の関係を持つことになり、二人ともそれを楽しんでいるように見えますが、それも宙ぶらりんの関係といえます。果たして二人の結末は…。仕事一辺倒の方にぜひ見てもらいたい一本です。

『マイレージ・マイライフ』監督:ジェイソン・ライトマン/出演:ジョージ・クルーニー/上映時間:109分/日本公開2010年/

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sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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