情報発信することの大事さを学んだのは、以前の仕事である雑誌編集の仕事を通してです。
私が前にいた会社が発行していた《シティ情報ふくおか》。私はここで15年ほど「編集」という仕事をやってました。ここでの仕事を通して、私はとても多くのことを学び、身に付けましたが、その中でも大きかったのは、「情報を発信している所に、情報が入ってくる」ということです。
タウン情報誌の仕事をやっている時に、人からよく言われたのが、「よくあれだけの情報を集められますね」というものでした。でも実際は編集スタッフが自ら集めた情報というのはそれほど多くなく、そのほとんどは飲食店や物販店、イベント会社の側から届けられたものでした。
それを1つのテーマに沿って取捨選択し、取材の必要があるものを選び出すというのが編集スタッフの仕事の大半を占めます。 そして《シティ情報ふくおか》という形を通して発信していく。そうするとそこにまた新たな情報があちらこちらから届けられてくるのです。
この情報の循環は、現場にいるととても面白く思えました。 昨今、ネットやフリーペーパーなどが浸透してきたことで『情報はタダ』とか『お金を出して情報を得る感覚が分からない』という傾向が強くなっているのは間違いないと思います。
ただ言えるのは、ネットやフリーペーパーで入手できる情報が全てではないということです。 1つのテーマや切り口に沿った良質な情報を手軽に持ち運べる形で提供する─それが有料雑誌です。
《シティ情報ふくおか CLASS》 毎月25日、書店・コンビニで見かけたら買ってね(笑) これだけ選りすぐりの情報が満載されて、たったの420円です。
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