人は一直線には成長しない?

先日、54歳になりました。54歳は私にとっては特別な歳です。それは私の祖母が108歳で亡くなったので、そのちょうど半分私が生きてきたことになるからです。54年間というとけっこう長い年月ですし、これまでの人生を振り返るといろんな事をやってきましたが、それでもまだ祖母の半分なんだと思うと、これからまだまだいろんな事ができる気になってきます。もちろん、ただ長く生きれば良いというものでもないので、成長を続けていきたいと思います。

成長曲線

人が成長して成果を上げる道程は、実は一直線ではありません。上の図をご覧ください。自分が達成したい目標があるとします。目標に向かって日々努力を重ねていけば、その努力の分だけ自分の実力が上がっていき、直線的に到達するイメージを持ちがちです(図の青い点線)。

でも実際は図の赤い実線のように、達成するまでに長い時間を要します。その間は達成の度合いがとても低いのです。この点線と実線の差が不安となって現れます。

この不安が最大となった時、多くの人は「自分にはこの目標は合わなかった。このまま続けていてもしかたない」と諦めてしまうのです。そこで諦めずに努力を積み重ねていけば、ある点を過ぎると急激に成長し、目標に達することができるのに。

皆さんも子供の頃、自転車や逆上がりの練習をした経験があると思います。最初は何度やっても上手くいかず、転んだり落ちたりしますが、そこで諦めずに続けていると、ある時急に出来るようになり、そこからは何度やってもできるようになります。人の成功は、まさにそれと同じです。

私は、起業した頃にこの成功曲線の話を教わったおかげで、よけいな不安がなくなりました。すぐに結果がでなくても、日々コツコツと努力を積み重ねていけば、必ず目標に到達できると信じることができたのです。

ただ、そのためには毎日同じことの繰り返しでは足りません。自分に負荷をかけることが大事です。これまでやってきたことをそれほど苦労なくできるようになったら、新しい負荷を用意する時期です。私もそろそろ自分に対して、もっと負荷をかける時期に来ているように思います。

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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コメント

  1. 園田さんこんにちは。いつもニュースレター有難うございます。今回の「人は一直線には成長しない?」の記事は、とても共感出来る記事でした。その中でも「この差が不安となる」と「ある点を過ぎると急激に成長し」という言葉はまさにそうだと思います。自分に負荷を一層かけて成長したいものです。

    • sonosho shoichiro より:

      戸川さん コメントありがとうございます! 先が見えないと人は不安になりますよね。そこで自分を信じられるかどうかが分かれ道なんでししょうね。私もさらに成長していきたいです。

  2. […] 出典:rakupa.com […]

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