私の魂の指揮官は、私自身。―映画「インビクタス/負けざる者たち」

今回ご紹介するのは、ネルソン・マンデラ南アフリカ共和国大統領と、同国のラグビー代表チームキャプテンとの絆を描いた「『インビクタス/負けざる者たち」です。

映画

反アパルトヘイト運動によって27年間も投獄されていたネルソン・マンデラ氏(モーガン・フリーマン)。釈放後、南アフリカ共和国初の黒人大統領となったものの、国内では白人と黒人の人種対立が続いていた。マンデラにとって国民の融和は悲願。それを実現する場として1995年に南アフリカで初開催されるラグビーW杯を絶好のチャンスと捉えたのだった。マンデラは弱小だった南ア代表ラグビーチームの再建を決意し、チームキャプテンのピナール(マット・デイモン)と協力していくのだが…。

<みどころ>映画の中でマンデラ大統領が語る詩が印象的です。英国の詩人ウィリアムヘンリーの「インビクタス」という詩です。『(前略)門がいかに狭かろうと/いかなる罰に苦しめられようと/私が我が運命の支配者/私が我が魂の指揮官なのだ』。
 マンデラ氏が釈放され、大統領になった時、白人たちは報復されるのを恐れました。しかし大統領は「新しい南アフリカを創るために協力してほしい」と、自分が受けたそれまでの仕打ちを赦すのです。W杯での結果も含めて、この話が事実を基にしていることに感銘を受けます。

『インビクタス/負けざる者たち』監督:クリント・イーストウッド/出演:モーガン・フリーマン、マット・デイモン/上映時間:132分/日本公開2010年

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sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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