このコーナーでは、株式会社ラクパのライター・城戸あづさが、心に留めておきたい言葉とのエピソードを綴ります。
「私は四大大会に出て、素晴らしい選手と戦っているのだから、悲しむ必要はない。私はこの素晴らしい時間を楽しむのだ。」
大坂なおみ
テニスも競泳もフィギュアスケートも、若い日本人選手の活躍に目を見張る、今日この頃です。彼ら彼女らには一様にメンタルの強さがあります。ひと昔前は日本人アスリートはメンタルが弱い、と言われたものですが、今や海外選手を上回る、強い精神力を手に入れたのですね。本人はもちろん、コーチ陣の指導にも成果が現れたのだと思います。
前述の言葉は、テニスの全豪オープンで大坂なおみが2セット目を落とした後、トイレ休憩の間に考えたことだそうです。窮地に立った時にこの心境になれたら、もう怖いものはないですよね。?絶対に負けられない?と自分を追い込むのではなく、この場に立てる喜びを噛みしめ、戦う相手に敬意を払う。人間としての器の大きさを感じます。
私も「与えられた機会に感謝して、存分に力を尽くす」という気持ちで、仕事も競泳の試合も取り組めるよう、自分で自分をコーチングしようと思ったのでした。(あづさ)
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