格差社会を分かりやすく描いた悲喜劇―映画『パラサイト 半地下の家族』

ここでは経営や生き方のヒントになるような映画をピックアップしてご紹介します。

今回紹介するのは韓国の貧困層と富裕層の闇を描いた社会派エンターテインメント作品『パラサイト 半地下の家族』です。

パラサイト

<あらすじ> キム一家は父・母・長男・長女の全員が失業中で、半地下住宅で身を寄せ合いながらその日暮らしをしていた。たまたま長男が、IT企業CEOのパク一家の娘の家庭教師に迎えられ、それを足がかりに長女はパクの息子の家庭教師に、父親は運転手にと、次第にパク一家に寄生していく。しかしある日を境に事態は急転直下していくのだった…。

<見どころ> 格差社会の闇をベースにしつつも、前半はキム一家が詐欺まがいな方法でパク一家に寄生していく様をコメディータッチで描き、後半はそこで起こる事件をサスペンス風に描いています。いろんな見方ができる面白い作品です。

私が面白いと思ったのは「匂い」で格差を描いていること。キム一家は貧しい半地下で暮らしているので、洗っても落ちないほどの匂いが身体に染み付いているのです。自分の体が発している匂いには自分自身ではなかなか気づきにくいもの。私もも気を付けようと思いました(笑)。

ネタバレ厳禁の映画なので、こんな感じの紹介しかできません。ですが、アジア圏の映画で初のアカデミー作品賞を受賞した話題作なので、ぜひ映画館でご覧ください。現在公開中です。

[char no=”2″ char=”S.Sonoda”]「前評判は高かったですが、まさか本当にアカデミー賞作品賞を受賞するとは思いませんでした(笑)。韓国映画だけでなく、日本を始めアジア圏の映画に世界から注目されるようになると良いですね。」[/char]

『パラサイト 半地下の家族』
監督・脚本:ポン・ジュノ
出演者:ソン・ガンホ他
日本公開:2020年1月
上映時間:132分
製作国:韓国

九州・沖縄での上映館はこちら(2020年2月20日時点)

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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