「あの日でっち上げた無謀な外側に」

このコーナーでは、株式会社ラクパのライター・城戸あづさが、心に留めておきたい言葉とのエピソードを綴ります。

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「この人生ってヤツは作り話
自分の手で描いていくしかない
あの日でっち上げた無謀な外側に
追いついていく物語」

クリーピーナッツ×菅田将暉「サントラ」より

クリーピーナッツというヒップホップユニットをご存知でしょうか。MCのRー指定は、日本のMCバトルで3連覇した人です。巧みに韻を踏みながら、ラップで相手を攻撃する姿に、当時は頭が良くて性格が悪い印象でした(笑)。

でも、Rー指定の書く歌詞には心を掴まれます。本当は繊細なんだなぁと好きになりました。前述の言葉は、仕事や人生への思いを吐き出した歌詞の一部。現実の辛さを散々並べた後にこのフレーズが来ると、決意表明のようで勇気をもらいます。

「あの日でっち上げた無謀な外側」は昔の自分が憧れた「将来の自分」。私の場合『徹子の部屋』の徹子さんだったり、向田邦子さんだったり、糸井重里さんだったり…ホントに無謀(苦笑)。それでも社会に出て30年。話を聞いて文章を書くという、憧れた将来像にうっすら似たことはしてる気がします。

残りの人生で、少しでも追いつけるような仕事や生き方がしたいな、と思う年の暮れ。同世代の音楽評論家・スージー鈴木さんも「この曲は50代への応援歌だ」と申しておりました。まだまだ頑張ろっと。

今年もお付合いありがとうございました。皆様、どうぞ良いお年を!(あづさ)

この記事を書いた人
Azusa

株式会社ラクパ専属ライター。タウン誌≪シティ情報ふくおか≫編集者として、特集のほか、地元のテレビ番組・お笑い・祭りのページなどを担当。地域色豊かな誌面作りを目指す。2006年、ニュースレター作成代行「ラクパ」のライターとして活動開始。クライアントの個性を活かし、顧客づくりのための原稿を執筆中。趣味は競泳、専門種目はクロール。マスターズ大会での自己ベスト更新を夢見て、仕事と家事の合間にトレーニングに励む毎日。

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