宇宙への夢を実現した青年の実話ー『遠い空の向こうに』

このコーナーでは経営や生き方のヒントになるような映画を紹介しています。のちにNASAのロケット・エンジニアになったホーマー・ヒッカムの自伝を基にした『遠い空の向こうに』です。

『遠い空の向こうに』

October Sky

<あらすじ> 1957年、米国ウエスト・ヴァージニア州。大人になったら炭鉱夫になることが決められているような小さな炭鉱町で、高校生活を送る主人公・ホーマ(ジェイク・ギレンホール)。ある日、ソ連が打ち上げた人類初の人工衛星スプートニクが、美しい軌道を描いて空を飛んでいくのを見て魅了される。宇宙への夢を抱いた彼は仲間とともに「ロケット・ボーイズ」を結成し、ロケット作りに着手する。炭鉱夫の父はそんなホーマを理解しようとせず、二人は衝突していく。応援してくれるのは恩師のライリー先生(ローラ・ダーン)だけだった…。

親子をテーマにした映画は、どの視点で観るかによって印象が変わりますよね。この映画も学生の頃に観たら、主人公の視点でしか観られなかったかもしれません。

初めて見た人工衛星に心を奪われてロケット作りにのめり込んでいくホーマは、まさに夢追人。親からすれば、危なっかしくて見ていられない場面もあります。ホーマもただ親に反抗しているのではなく、炭鉱夫という仕事も含めて親を尊敬しています。だからこそ、自分の追い求める夢に対しても理解してほしいと願うわけです。実話に基づいているというのがまた泣けます。

  • 『遠い空の向こうに』
  • 原題:October Sky
  • 監督:ジョー・ジョンストン
  • 出演者:ジェイク・ギレンホールほか
  • 上映時間:108分
  • 製作国:アメリカ
  • 日本公開:2000年2月
この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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