「弱みを見せるのが、一番強いリーダーシップ。」

このコーナーでは、株式会社ラクパのライター・城戸あづさが、心に留めておきたい言葉とのエピソードを綴ります。

弱みを見せるのが、一番強いリーダーシップ

「弱みを見せるのが、一番強いリーダーシップ。」

平井一夫〈ソニーグループ(株) シニア アドバイザー〉

テレビ東京の早朝番組『モーニングサテライト』に、有名経営者を講師に迎える「モーサテ塾」という企画があります。私は経営者を目指してはいませんが(笑)、講師の話術に興味があります。

星野リゾートの星野さんもJR九州の唐池さんも皆、自分の言葉と間で周りを惹きつけます。質問にも本質を捉えた回答をしますし、答える前に「良い質問ですね」と頷いて、塾生との距離を一気に縮めます。

先日登場したソニーの平井一夫さんも魅力的な方でした。間違いを恐れる気持ちを克服したいという塾生の悩みには、「『間違えました。』『わかりません。』『教えてください。』と言える勇気と自信が、いかに強みになるかを僕は知っています」と即答されました。

プレイステーション進出のために渡米した時、部下に「ごめん、教えて」と弱みを見せる姿が信頼に繋がったそう。「専門用語の飛び交う会議で?平井さん、理解してないのに頷いてるよ?と部下に思われた瞬間に、もうアウトなんです」とも。「部下は完璧なリーダーなど求めてはいない。求めているのは、EQの高いリーダーです」と力強く訴えました。

自分の弱みを隠さず、相手と向き合う…歳を重ねても、キャリアを積んでも、大事にしたいです。(あづさ)

この記事を書いた人
Azusa

株式会社ラクパ専属ライター。タウン誌≪シティ情報ふくおか≫編集者として、特集のほか、地元のテレビ番組・お笑い・祭りのページなどを担当。地域色豊かな誌面作りを目指す。2006年、ニュースレター作成代行「ラクパ」のライターとして活動開始。クライアントの個性を活かし、顧客づくりのための原稿を執筆中。趣味は競泳、専門種目はクロール。マスターズ大会での自己ベスト更新を夢見て、仕事と家事の合間にトレーニングに励む毎日。

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