「プレスリリース」とは、自社の商品やサービスの特徴を1?2枚程度に簡単にまとめ、マスコミ各社に配信するレポートのことです。
新聞や雑誌、テレビの情報番組などでは、毎日さまざまなお店や商品が紹介されていますが、そのネタは、すべて各マスコミの方々が自ら探してきたネタではなく、会社やお店側から発信された情報=「プレスリリース」を元にしているものも多いです。
私も以前は雑誌制作の現場にいましたから、毎日そのようなプレスリリースを受け取る立場にいました。ですので、プレスリリースに不可欠な要素は何か、とか、どんな表現にしたら受けが良いか、ということもよく知っています。
最近は商工会議所様などからの依頼で、プレスリリースについてのセミナーの講師の依頼を受けることもあり、そういった時には自分の経験をもとに話してきたのですが、その話にもっとふくらみを持たせたくて、今回ある方を取材してきました。
博多駅東に事務所をかまえるMさんは、自社開発の商品のテストマーケティングの際、営業的に苦戦していた時に、「プレスリリース」を使ってマスコミを活用する方法を知ります。見よう見まねで、自分でプレスリリースを作り、たった9社のマスコミに送ったところ、そのなかから2社の新聞で取り上げたことをきっかけに、テスト販売に用意していた商品すべてが売り切れてしまったそうです。
そして商品をさらに改良し、本格的に販売を開始する時にも改めてプレスリリースを配信。今度はかなり本腰を入れて配信しました。その結果、テレビで連鎖的に紹介され、一気に注文が入ってきました。
“一度マスコミで取り上げられると、お客様からの信頼が違ってくる。でもただマスコミで扱ってくれさえすればいい、といった軽い気持ちだけではなかなかうまくはいかないでしょうね”と語ってもらいました。
もっと詳しい話も聞いていますが、そのあたりは今準備中のセミナーの中で話してみようと思います。Mさん、ありがとうございました!
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