先日の田中真澄先生の講演会で買った『江戸時代に学べ』を読んでいるが、これがとても面白い。
実は江戸時代後半の約150年間は、政治的、経済的にはずっと停滞期だったらしい。それにもかかわらず人々は今では想像できないほど豊かな文化生活をエンジョイし、資源を大切にするリサイクル社会を築きあげていたのだそうだ。
そして江戸時代には傑出した思想家がいたこともこの本で詳しく紹介されている。『養生訓』の貝原益軒、『都鄙問答』の石田梅岩、『二宮翁夜話』の二宮尊徳といった人たちは今の時代だからこそ再評価されつつあるとしている。
特に石田梅岩の残した本は、経営者にとって非常に示唆に富んだもの。例えば、「商いにおける利潤追求は罪悪ではない。ただし、商いは正直にすべきで、けっして卑怯な振る舞いがあってはならない」と商いにおける倫理観の大切さを教えている。
まだ途中までしか読んでないが、この本はお勧めです。
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