火星で孤軍奮闘。諦めなければ道は開ける―映画『オデッセイ』

このコーナーでは経営や生き方のヒントになるような映画を紹介しています。今回紹介するのは、火星を舞台にしたリドリー・スコット監督のSF映画『オデッセイ』です。

映画

<あらすじ> 火星探査中に嵐に巻き込まれ、一人吹き飛ばされたワトニー(マット・デイモン)。他の宇宙飛行士は彼が死亡したものと判断して火星を去ってしまう。しかし奇跡的に助かったワトニーは、火星に残された居住施設で4年後に次の探査船がやってくるまで生き延びようとするが、食料が31日分しかないことを知る。それでも彼は諦めずに、あらゆる手段を尽くして生き抜こうとするのだった…。

<見どころ> 火星に一人取り残され、助かる見込みがあるのは4年後。しかしそれまでの食料がない。もはや絶望しかないような状況ですが、そこはさすがの科学者。状況を細かく分析し、食料のなかに感謝祭用の生のジャガイモがあるのを見つけ、乗組員の排泄物を使ってそのジャガイモの栽培に成功。そして過去に火星に送り込まれていた無人探査機マーズ・パスファインダーを見つけ出しその通信機能を使って地球との交信も実現させてしまうのです。

こういう物語なので、もちろん最後は無事に救出されます。私がグッときたのは、地球帰還後にNASA教官となったワトニーが宇宙飛行士訓練生たちに向かって語るシーンです。「自分はもう終わりだという絶望的な状況に置かれた時、それを受け入れるのか、それとも闘うか。大事なのはまず始めること。問題を1つ解決したら次の問題に取り組む。そうして解決していけば、家に帰れる」。

火星を一人で生き延びるというフィクションですが、この映画が伝えたいメッセージは様々な状況に置かれた人たちへのエールでもあります

[char no=”2″ char=”S.Sonoda”]「マーズ・パスファインダーを使って地球と交信するのですが、その通信が音声ではないところがミソで、ここはユニークな発想で切り抜けます。面白い映画でした。」[/char]

『オデッセイ』
監督:リドリー・スコット
出演者:マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン他
上映時間:141分
製作国:米国
日本公開:2016年2月5日

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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