ここでは経営や生き方のヒントになるような映画をピックアップしてご紹介します。
今回紹介するのは、死後の世界に関わりをもった3人が織りなすドラマ『ヒア アフター』です。
<あらすじ> フランスの女性ジャーナリスト・マリーは、リゾート地で津波に飲み込まれ臨死体験をする。その記憶を拭い去ることができず、仕事とも恋人とも折り合いがつかなくなる。ロンドンの母子家庭の少年マーカスは、母親が薬物中毒で育児を放棄し、しかも最愛の双子の兄を交通事故で亡くして悲しみのどん底にいた。兄との再会のために霊能力者を探すことに。米国人のジョージはかつては霊能者として活躍していたが、その仕事に嫌気がさし、いまはその才能を封じ込めて工場労働者として働いていた。そんな3人が…。
<見どころ> 映画館でこの映画を見たのが2011年3月1日、その10日後に東日本大震災が発生し、津波シーンのあるこの映画はすぐに上映中止になりました。そういう意味で私には記憶に残る映画となりました。最近は実話に基づく物語を映画化することの多いイーストウッド監督ですが、この頃はこの映画のようなファンタジー性のある作品も撮っています。臨死体験者や霊能者が出てくるので、スピリチュアル系映画と思わがちですが、私の感想としては、それらは要素の1つでしかなく、人間ドラマとして、とても考えさせられる物語になっています。
『ヒア アフター』
監督:クリント・イーストウッド
出演:マット・デイモン、セシル・ドゥ・フランス他
上映時間:129分
製作国:米国
日本公開:2011年2月
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