「なににどれだけ賭けようか、友達、今がその時だ。」

このコーナーでは、株式会社ラクパのライター・城戸あづさが、心に留めておきたい言葉とのエピソードを綴ります。

ルーレット

「ルーレットがまわるように、毎日が過ぎてゆくんだ。なににどれだけ賭けようか、友達、今がその時だ。」

真島昌利「ルーレット」より

真島昌利、通称マーシーはザ・クロマニヨンズ、元ザ・ブルーハーツのギタリスト。作詞・作曲・ボーカルもやります。「ルーレット」は1989年のアルバム『夏のぬけがら』に収録されたもの。

当時、私は大学4年。就職活動も楽天的で、マーシーの歌詞さながらに仲間と将来を語っていたものです。自分に自信があったわけではありません。時代が良かったのです。バブル全盛期で、世の中に勢いがありました。

うちの息子は25歳と22歳。コロナ禍で長男はリモートワークを経験し、次男は今もオンライン授業の毎日です。他にも多くの若い世代が社会の変革を肌で感じているでしょう。ウイルスの恐怖や自然災害の影響で不況も続き、冒険しづらい時代です。

でもね、若い頃から慎重すぎるのも、もったいない気がするんです。今しかできない選択肢もあるから。自分の損得で決めず「誰かの役に立ちたい、みんなを喜ばせたい」と思って進めば、どんな選択にも収穫はある気がします。行き詰まったら、またやり直せばいいんだし。

不意に耳にした曲から、いろんなことを考えました。若い時期に心に響いた歌は、歳を重ねても響きますね。(あづさ)

この記事を書いた人
Azusa

株式会社ラクパ専属ライター。タウン誌≪シティ情報ふくおか≫編集者として、特集のほか、地元のテレビ番組・お笑い・祭りのページなどを担当。地域色豊かな誌面作りを目指す。2006年、ニュースレター作成代行「ラクパ」のライターとして活動開始。クライアントの個性を活かし、顧客づくりのための原稿を執筆中。趣味は競泳、専門種目はクロール。マスターズ大会での自己ベスト更新を夢見て、仕事と家事の合間にトレーニングに励む毎日。

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