このコーナーでは、株式会社ラクパのライター・城戸あづさが、心に留めておきたい言葉とのエピソードを綴ります。
「誰と出会うか、出会わないか。この人の行く先を変えるスイッチは何か。その時が来るまで、誰にもわからない。」
MIU404第4話「分岐点」より
脚本家の野木亜紀子さんが手掛ける作品が好きで、よく観ています。最新作の『MIU404』は刑事ドラマですが、現代社会の様々な問題をテーマにしていて見応えがあります。登場人物たちのコミカルな掛け合いの中で、時折核心をつくセリフがずっと心に残ります。
前述のセリフは、主人公の刑事が犯罪者について語ったもの。誰にでも道を踏み外す可能性はあるし、それは誰と出会うか、出会わないかによる、と。出会えた幸せや出会った不幸は想像がつくけれど、出会えなかった不幸は考えたことがありませんでした。
犯罪に限らず、人の一生は出会いと別れで出来ています。こうしてライターをしているのも、今まで出会った人たちがスイッチを入れてくれたのです。
?誰と出会うか、出会わないか?は運じゃなく、日々の選択の積み重ね。どんな出会いにも意味を感じて、後悔しない選択をしよう…としみじみ思ったのでした。(あづさ)
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