「負けた時に何を思ったか、何をしたか、で本当の勝者は決まるんだよ。」

このコーナーでは、株式会社ラクパのライター・城戸あづさが、心に留めておきたい言葉とのエピソードを綴ります。

「負けた時に何を思ったか、何をしたか、で本当の勝者は決まるんだよ。」

ー「大豆田とわ子と三人の元夫」より

1991年放送の『東京ラブストーリー』から30年、第一線で活躍する脚本家の坂元裕二さん。現在放送中のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』でも、不器用で愛おしい登場人物たちに坂元さんのセンスを感じます。

東京五輪の延期はスポーツ界にも多くのドラマを遺しました。今年4月の競泳日本選手権では池江璃花子選手が大活躍。白血病の治療から復帰して間もないのに、複数種目で優勝したのは素晴らしいことです。でも、その陰で5年間休まず練習した多くのスイマーが負けた事実もあります。また平泳ぎの日本記録保持者でありながら、直近に調子を上げた若手に抜かれ、五輪代表を逃した渡辺一平選手もいます。辛い結果に録画も見直せなかったけれど、この敗戦が渡辺選手の糧となることを祈っています。

一人の勝者の下に大勢の敗者がいるわけですから、人生は負ける経験のほうが圧倒的に多いでしょう。でも「負けて得たものを活かせれば、ずっと成長し続けられる」と思えば、もっと気楽に生きられる気がします。

新たな挑戦が億劫になる、お歳頃。負けず嫌いで行き詰まるより、グッドルーザーになろう…と自分で自分の背中を押してあげる、今日この頃です(笑)。(あづさ)

この記事を書いた人
Azusa

株式会社ラクパ専属ライター。タウン誌≪シティ情報ふくおか≫編集者として、特集のほか、地元のテレビ番組・お笑い・祭りのページなどを担当。地域色豊かな誌面作りを目指す。2006年、ニュースレター作成代行「ラクパ」のライターとして活動開始。クライアントの個性を活かし、顧客づくりのための原稿を執筆中。趣味は競泳、専門種目はクロール。マスターズ大会での自己ベスト更新を夢見て、仕事と家事の合間にトレーニングに励む毎日。

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