優しい嘘がSNSで拡散したらー『ディア・エヴァン・ハンセン』

このコーナーでは経営や生き方のヒントになるような映画を紹介しています。今回は、トニー賞6部門を受賞したブロードウェイミュージカルの映画『ディア・エヴァン・ハンセン』です。

『ディア・エヴァン・ハンセン』

Dear Evan Hansen

<あらすじ> 学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる高校生エヴァン・ハンセン(ベン・プラット)。ある日、カウンセリングの一環で自分宛てに書いた手紙を同級生のコナーに持ち去られてしまう。そしてその後にコナーは自殺。ポケットにその手紙を見つけた両親は、息子とエヴァンが親友だったと思い込んでしまう。悲しみにくれる両親にこれ以上辛い思いをさせたくないと思ったエヴァは、両親に話を合わせ、コナーと親友だったと嘘をつく。彼らに聞かれるままに、ありもしない思い出話を語っていくうちに、それは感動話として、SNSを通じて世界中に拡がっていく。やがて事態は思いもよらない方向に進んでいくのだった…。

?相手の気持ちに寄り添った結果、小さな嘘を付いてしまう?ーー主人公が付いた嘘は相手を陥れたり、自分の保身のためではありませんでした。そうせざるを得なかった主人公の立場で見ると、本当に苦しくなります。

主人公は心の病を抱えていますが、そうした孤独感は、現代人なら多かれ少なかれ誰しもが持っているのではないでしょうか?


現代社会のなかで生きづらく思っている人や孤独で悩んでいる人への応援歌といえる映画です。ミュージカルなので、劇中で歌われる歌を通してメッセージがしっかりと伝わってきます。

  • 『ディア・エヴァン・ハンセン』
  • 原題:Dear Evan Hansen
  • 監督:スティーブン・チョボスキー
  • 出演者:ベン・プラットほか
  • 上映時間:137分
  • 製作国:アメリカ
  • 日本公開:2021年11月26日
この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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