図書館に避難したホームレスたちを取り巻く人間模様ー映画『パブリック 図書館の奇跡』

このコーナーでは経営や生き方のヒントになるような映画を紹介しています。今回は、図書館に立てこもったホームレスたちと、彼らを支援した図書館職員を描いた社会派ドラマ『ザ・パブリック図書館の奇跡』です。

映画

『パブリック 図書館の奇跡』

The Public

<あらすじ>

舞台は米国オハイオ州の公共図書館。実直な図書館員スチュアート(エミリオ・エステベス)は、常連利用者のホームレスから「今夜、ここを占拠する」と告げられる。大寒波により路上で凍死者が続出していたのだ。約70人のホームレスの苦境を察したスチュアートは、立てこもった彼らと行動を共にし、入口を封鎖する。それは代わりの避難場所を求める平和的なデモだったが、市長選出馬を目論む検察官の偏った主張や、メディアのセンセーショナルな報道によって、スチュアートは心に問題を抱えた?アブない容疑者?に仕立てられてしまうのだった…。

<コメント>

製作・監督・脚本・主演を務めたのはエミリオ・エステベス。彼が新聞に掲載された某公共図書館の元副理事によるエッセイからヒントを得て作ったのが本作。それだけに実話を元にしたかのようなテイストになっています。

?世の中を変えようと思ったら、まずは声を上げる?ーこれは民主主義の基本ですが、私自身、実際はなかなか出来ていないです。 それでも状況を変えようと思ったら、まずは行動に移すことが大事なのですね。改めてそのことを認識できた作品でした。(正一郎)

  • 『パブリック 図書館の奇跡』
  • 原題:The Public
  • 監督・脚本・製作:エミリオ・エステベス
  • 出演者:エミリオ・エステベス、アレック・ボールドウィン、クリスチャン・スレーターほか
  • 上映時間:119分
  • 製作国:アメリカ
  • 日本公開:2020年7月17日

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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