「宇宙に3回も行って還ってきた僕は一体、何者でしょう?」

このコーナーでは、株式会社ラクパのライター・城戸あづさが、心に留めておきたい言葉とのエピソードを綴ります。

「宇宙に3回も行って
還ってきた僕は
一体、何者でしょう?」

───野口聡一

12月初め、酷い目眩で寝込みました。この症状は3年振り。精神的・身体的ストレスが許容範囲を超えると発症するのだとか。とはいえ、私の場合、倒れる直前まで辛さを感じません。むしろ充実していて楽しい最中に倒れるんです。

昔から自己肯定が苦手で、頑張っていると気分が良い性分です。仕事も家事も競泳も…特に競泳はタイムに反映されるので、やめられません。

しかし、同じ失敗を2度も繰り返すと、さすがに凹みますね。そんな時、テレビで宇宙飛行士の野口聡一さんとマツコ・デラックスさんが対談していて、野口さんがマツコさんに発した問いが前述の言葉です。

野口さんは宇宙から還ってきた後、激しい燃え尽き症候群に罹ったそうです。そんな彼がJAXAを退職し、東大で始めた研究が「当事者研究」。人の生きづらさを研究するのだとか。

野口さんですら感じる、生きづらさ。私のなんて可愛いモンだと思えてきました。頑張る自分が好きで、時々ガス欠になってしまうだけのことか、もしくは自己満足の尺度を変えていくべきか、これからじっくり考えていこうと思います。

「自分のことは自分にもわからない」

野口さんが残りの人生をかけて取り組む、当事者研究。今後の活動に興味津々です。(あづさ)

この記事を書いた人
Azusa

株式会社ラクパ専属ライター。タウン誌≪シティ情報ふくおか≫編集者として、特集のほか、地元のテレビ番組・お笑い・祭りのページなどを担当。地域色豊かな誌面作りを目指す。2006年、ニュースレター作成代行「ラクパ」のライターとして活動開始。クライアントの個性を活かし、顧客づくりのための原稿を執筆中。趣味は競泳、専門種目はクロール。マスターズ大会での自己ベスト更新を夢見て、仕事と家事の合間にトレーニングに励む毎日。

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