このコーナーでは経営や生き方のヒントになるような映画を紹介しています。今回は、性犯罪告発運動である#MeToo運動の起点となり、社会に大きな影響を与えた実話を基にした『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』です。
『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』
She Said
<あらすじ> ニューヨーク・タイムズ紙の記者ミーガン・トゥーイー(キャリー・マリガン)とジョディ・カンター(ゾーイ・カザン)は、大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインが数十年にわたって続けてきた性的暴行事件についての取材を始める。しかし、ワインスタインはこれまで何度も記事をもみ消しており、また、被害女性たちは示談に応じていて、もし証言すれば訴えられるので、声を上げられずにいた。記者たちは業界の隠蔽体質に気付き、被害者たちの取材拒否やワインスタイン側からの妨害を受けながらも、真実を明らかにするために奮闘するのだった…。
<コメント> ハリウッド映画の大手プロダクション「ミラマックス」の創業者の一人であり、『グッド・ウィル・ハンティング』や『恋に落ちたシェークスピア』など数多くの名作映画のプロデューサーであるワインスタイン。そうした華やかな舞台に立つ人間でありながら、裏では大変な性犯罪を犯し続けていました。日本もアメリカも業界全体での隠蔽体質は同じなのかもしれません。今、観るべき映画だと思います。
- 『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』
- 原題:She Said
- 監督:マリア・シュラーダー
- 出演者:キャリー・マリガン、ゾーイ・カザンほか
- 上映時間:135分
- 製作国:アメリカ
- 日本公開: 2023年1月13日
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