自分の信念をどこまで貫けるかー映画『由宇子の天秤』

 このコーナーでは経営や生き方のヒントになるような映画を紹介しています。今回は、正義とは何かを問う『由宇子の天秤』です。

映画

『由宇子の天秤』

<あらすじ>ドキュメンタリー・ディレクターの木下由宇子(瀧内公美)は、3年前に起きた女子高生いじめ自殺事件を追っていた。ジャーナリストとしての矜持を持つ彼女は、テレビ局側の方針と時に激しくぶつかり合いながら、事件の真相に迫っていく。その一方、父親・政志(光石研)が経営する学習塾の手伝いもしており、生徒から慕われる存在でもあった。ところがある日、政志の取った行動により、自身の信念を揺るがす選択を迫られる。果たして彼女の天秤はどちらに傾くのか…。

<コメント> 観ていてこんなに苦しい気持ちになったのは久しぶりです。BGMが一切なく、手持ちカメラでの撮影カットが多いので不安定。2時間半を超える長尺ですが、最後まで緊張感が途切れることなく集中して観られました。

ジャーナリストにとって「正義感」は非常に重要な価値観だと思いますが、それを捨てざるを得ない状況になったとしても果たして最後まで貫けるでしょうか? また、人を信じることが善だとして、信じた相手に裏切られても、善といえるでしょうか?いろんな問いを突きつけてくる作品です。

由宇子役の瀧内公美(アマゾンのCMに出演中のあの人)の演技が素晴らしいです。

  • 『由宇子の天秤』
  • 監督・脚本・制作:春本雄二郎
  • 出演者:瀧内公美、光石研、河合優実、梅田誠弘ほか
  • 上映時間:152分
  • 製作国:日本
  • 公開日:2021年9月17日
映画『由宇子の天秤』オフィシャルサイト
「正しさとは何なのかー?」ドキュメンタリーディレクターの由宇子は究極の選択を迫られる…息もつけないほどの緊迫と衝撃に世界の映画祭席巻!!9/17(金)渋谷ユーロスペースほか全国順次ロードショー!
この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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