それまでに見たこともないような風景を目のあたりにしたときに、心の中に“カチッ”とスイッチが入るような感覚がある。
たぶん脳の中のシナプス同士がつながって新しい回路ができるのだと思うが、それを一番体験させてくれるのが「旅」だろう。そして2番目が「映画」。
旅にはなかなか行き出せないが、映画ならなんとか時間さえ作ればなんとかなる。特に“あ?、どこか遠くに行きたい”と思った時には自然とそんな映画に足が向く。この前、続けて観たのも、「イントゥ・ザ・ワイルド」とこの「落下の王国」だった。
とにかく映像美が素晴らしい!! CG技術に頼らず、13の世界遺産を含む24カ国以上でロケ撮影された映像に圧倒されっぱなしだった。
もちろんただ美しい映像を流すだけなら、ドキュメンタリー映画でいくらでもあるわけで、この映画が特出しているのは、映像美に命を吹き込んでいるストーリーがあってこそ。物語自体も美しい。
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