今月選んだ2本のうち1本は戦争映画。アメリカにおける人種差別というテーマを一貫して描き続けるスパイク・リー監督の2時間40分超の長編。長いですが中だるみもなくラストまで一気に観させてくれます。
ストーリー:
社会派の名匠スパイク・リー監督が史実をヒントに綴られた同名小説を映画化した戦争ドラマ。第二次大戦下、イタリア・トスカーナに送られた米軍黒人部隊
“バッファロー・ソルジャー”に焦点を当て、皮肉な境遇に置かれた黒人兵の葛藤と彼らが体験したひとつの奇跡を、史実を織り交ぜミステリアスかつ感動的に
描き出す。
社会派の名匠スパイク・リー監督が史実をヒントに綴られた同名小説を映画化した戦争ドラマ。第二次大戦下、イタリア・トスカーナに送られた米軍黒人部隊
“バッファロー・ソルジャー”に焦点を当て、皮肉な境遇に置かれた黒人兵の葛藤と彼らが体験したひとつの奇跡を、史実を織り交ぜミステリアスかつ感動的に
描き出す。
アメリカ軍とドイツ軍の激しい攻防戦が、イタリアの田舎で繰り広げられるのですが、アメリカ国内では差別される存在の黒人兵士が偏見の少ない敵地イタリアで自由を感じるという皮肉的な状況の描き方はさすが熟練のリー監督。
そのイタリアにおいても、抵抗軍と住民との対立はあるし、ドイツとイタリアの対立、さらには黒人兵士間でも対立が描かれるのですが、物語の最後にはそれらの伏線が1つにまとまる流れが素晴らしい!なかでも、1人の黒人兵士とイタリア少年の言葉を超えた絆が印象に残ります。
自分が好きな映画の要素を並べてみると、「謎解きの要素があること」「どこかファタジー的」「史実に基づく」「映像美が素晴らしい」「感動的なラスト」などがあって、その点からみるとこの映画は満点に近い。実際、今年見た映画の中ではナンバー1です。今のところ。
こんな素晴らしい映画が、福岡市内で観られるのは天神東宝だけ。しかも一番小さい52席のスクリーンでかかっているのがちょっともったいない。
天神東宝上映スケジュール
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