今月の映画、もう1本は「扉をたたく人」。
昨日の「セントアンナの奇跡」が1940年代の黒人差別の話だったのに対し、こちらは9.11以降、移民(特にアラブ系移民)に対して異常なほどに冷酷になったアメリカの姿が浮き彫りにされています。
↑「扉をたたく人」公式サイト
ストーリー:
初老の大学教授と移民青年との心の交流を描いた感動ヒューマン・ドラマ。妻を亡くして以来、心を閉ざす孤独な男が、ひょんなことから出会ったジャンベ(ア
フリンカン・ドラム)奏者との友情を通じて次第に本来の自分らしさを取り戻していく姿を、9.11以降非常に厳格な措置を講ずるようになったアメリカの移民政策を背景に綴る。
初老の大学教授と移民青年との心の交流を描いた感動ヒューマン・ドラマ。妻を亡くして以来、心を閉ざす孤独な男が、ひょんなことから出会ったジャンベ(ア
フリンカン・ドラム)奏者との友情を通じて次第に本来の自分らしさを取り戻していく姿を、9.11以降非常に厳格な措置を講ずるようになったアメリカの移民政策を背景に綴る。
…といっても、移民迫害の話だけでなく、心を閉ざした初老の大学教授がシリア出身の若いジャンベ奏者との交流を通して、次第に生きる意味を改めて考え直していく物語でもあり、ジャンベという楽器の魅力を伝えるストーリーでもあり、さらには、国境を越えた恋愛ものという一面もあり、いろいろな見方のできる映画です。
原題は「the Visitor(訪問者)」。これもいろいろな意味にとらえられて深い。主人公の家を訪れた若者カップルもビジターであり、ニューヨークに訪れた主人公もビジターであり、海外からやってくる移民もビジター。そもそも人間の存在自体がビジターなのかも。
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