今読んでいる『ヒットメーカーの寿命』という本が非常に面白い!
内容は、2007年8月に亡くなられた作詞家・阿久悠氏の評伝なのだが、この本の帯に「マーケティングの天才の「成功法則」はなぜ、15年しか通じなかったのか?」とある。この惹句をみるだけで、この本への興味がムクムクとわく。この本は、自分の興味を知っている人からのプレゼントだったのだが、まさにドンピシャ!な選書だった。
例えば、
同年生まれの美空ひばりと、一年年下の先輩作詞家・なかにし礼、この二人を追って作詞家・阿久悠は出発した。
その際、彼には秘かな企みがあった。
ひばりが歌えない歌を、なかにしが書き得ない詞を作ること?それが、阿久悠が自分に課した「勝利の方程式」だったのである。
(中略)
並みの人間なら、いつかは美空ひばりに歌ってもらえるような詞を書こうと、秘かに誓いを立てるところである。
(中略)
絶対にナンバーワンに追随しない?。
それが阿久悠流の、ナンバーワンにしてオンリーワンにいたる独自の道だった。
その際、彼には秘かな企みがあった。
ひばりが歌えない歌を、なかにしが書き得ない詞を作ること?それが、阿久悠が自分に課した「勝利の方程式」だったのである。
(中略)
並みの人間なら、いつかは美空ひばりに歌ってもらえるような詞を書こうと、秘かに誓いを立てるところである。
(中略)
絶対にナンバーワンに追随しない?。
それが阿久悠流の、ナンバーワンにしてオンリーワンにいたる独自の道だった。
阿久悠氏はおなじ作詞家の世界に、なかにし礼という先行する天才がいるのを知り、それとは別の路線を選ぶという「弱者の戦略」で切り込んでいったというわけだ。面白い。
まだ途中までしか読んでないので、この続きはまた。
顧客づくりの戦術なら「ニュースレター」
コメント