お気楽なように見えてテーマは深い。―映画「恋はデジャ・ブ」

ここでは経営や生き方のヒントになるような映画をピックアップして紹介します。

今回ご紹介するのは「恋はデジャ・ブ」。なんともイケてないタイトルとパッケージですが、中身は間違いなくお勧めです。

恋はデジャ・ブ

〈あらすじ〉人気テレビキャスターのフィルが同僚たちとある田舎町のお祭りを取材しに訪れたところ、吹雪に遭い、その日は町に泊まることに。しかし、翌朝目覚めるとなぜか昨日と同じお祭り当日の朝になっていた。そして次の日もその次の日も、永遠に同じ1日を繰り返す時間の迷宮に入り込んでしまったのだ。最初は享楽的に生きていたフィルだったが、次第に憂鬱になり、自殺を図るものの、それでもループは止まらない。そんな絶望の中、自己中心的だった彼の心に変化が生まれていくのだった…。

〈みどころ〉タイムループという設定は、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」や「ミッション:8ミニッツ」のようにSF物で時々使われる設定ですが、この映画のようにラブ・コメディで使われるとまた違った趣があります。

この映画が面白いのは、後半で主人公の心境に大きな変化が現れ、タイムループを前向きにとらえていくところ。そのきっかけは同僚女性への恋心を成就しようと思い始めてから。フィルの心構えや行動に徐々に変化が現れ、自己中心的だった主人公が次第に周りの人への心遣いをするようになっていくくだりは、幸せとは何か?について考えさせられます。お気楽な映画のように見えて、扱っているテーマはけっこう深いです。

 


 

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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