自分の天職がブラック業種だった男―映画『ナイトクローラー』

ここでは経営や生き方のヒントになるような映画をピックアップしてご紹介します。今回の作品は、報道パパラッチとして起業した男が次第に常軌を逸していく様を描いた『ナイトクローラー』です。

映画

<あらすじ> 仕事も金もなくコソ泥としてすさんだ生活をしているルイス(ジェイク・ギレンホール)。ある日、交通事故現場を撮影している男がテレビ局に映像を売りつけている姿を目にし、自らも見よう見まねで事件事故現場専門のパパラッチとして起業する。感情や倫理感を持たないルイスにとって、この仕事はまさに適職。視聴率至上主義のテレビ局ディレクターに目をかけられたルイスの映像演出はますますエスカレートしていき、ついに…。

<みどころ> 主人公があまりにもゲス過ぎて、まったく共感できない作品です(笑)。

では、なぜこの作品を紹介するかと言えば、人の道からは外れているものの、主人公の仕事に対する圧倒的な熱意には、感動すら覚えるからです。

言い換えるなら、自分の天職を見つけた人間がいかに力を発揮できるかということでもあります。

この主人公は、人としての感情面が大きく欠落しており、それが事件現場を撮影するパパラッチとして非常に適性がありました。

こんな主人公にはなりたくありませんが、ここで言えるのは「自分の適性にあった職を選ぶことが一番重要」ということです。世の中に役立つ仕事であるべきなのはもちろんです。

『ナイトクローラー』
Nightcrawler
監督:ダン・ギルロイ
出演:ジェイク・ギレンホール、レネ・ルッソほか
上映時間:118分
製作国:アメリカ
日本公開:2015年

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

sonoshoをフォローする
映画から学ぶ
sonoshoをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました