映画から学ぶ、来るべき未来―映画『Her/世界にひとつの彼女』

ここでは経営や生き方のヒントになるような映画をピックアップしてご紹介します。

今回の作品は、人工知能型OSの音声アシスタントに恋心を抱いた男のラブストーリー『Her/世界にひとつの彼女』です。

映画

<あらすじ>舞台は近未来のロサンゼルス。セオドア(ホアキン・フェニックス)は妻と離婚調停中で、傷心の日々を送っていた。ある時、新たに入手した人工知能型OS「サマンサ」のセクシーな声とユーモアにあふれた会話に次第に惹かれていく。親友の後押しもあり、セオドアはサマンサと真剣に向き合うことを決意。ところが…。

<見どころ> 先日、テレビで「AI社会と日本」をテーマにした討論会があり、その中で、論客と要介護者のこんな会話があったそうです。

論客「人間とロボット、どちらにお世話してもらいたいですか?」
要介護者「そりゃあ人間じゃ。心がこもっとるから。」
論客「じゃあ、ウォシュレットとおっさんにケツ拭いてもらうの、どちらがいいですか?」
要介護者「ウォシュレット(即答)」

機械=冷たい存在というのはただの先入観です。優れたSF映画は、私たちに実現可能な未来を見せてくれます。

この映画でも音声でコンピュータに指示を与えるのが当たり前の世界を描いていますが、公開当時は「アマゾン・エコー」も「グーグルホーム」もまだありませんでした。たった4年でこれだけ変わったのです。

来るべき将来への心構えをこんな映画から学んでみては?

[char no=”2″ char=”S.Sonoda”]「昔のSF映画のアイデアが現実になるというのはよくあります。人のイマジネーションは無限ですね。」[/char]

『her/世界でひとつの彼女』
監督:スパイク・ジョーンズ
出演:ホアキン・フェニックス、スカーレット・ヨハンソン(声のみ)、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラほか
上映時間:120分
製作国:米国
日本公開:2014年6月28日
※PG12指定/性的な描写を含んだ作品

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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