「クサったら、そこで終わり。」

このコーナーでは、株式会社ラクパのライター・城戸あづさが、心に留めておきたい言葉とのエピソードを綴ります。

植物

「クサったら、そこで終わり。」

大泉洋

8月にライブ配信で舞台『大地』を観ました。自粛明けのパルコ劇場に初めて観客を入れた、三谷幸喜の最新作。主演は大泉洋。私の大好きな二人です。

独裁政治下で反政府主義者とみなされた俳優たちが、収容所で繰り広げる物語。過酷な労働に耐える俳優たちですが、彼らが最も辛いのは?演じる?行為を禁じられていること。自粛中の感情とも重なって見応え充分でした。機会があれば、ぜひご覧ください。

換気のための長い幕間に、オンライン観客には三谷さんと役者の対談がありました。三谷さんが「初舞台の濱田龍臣くんにアドバイスを」と大泉さんに振ると、ふざけた回答で笑わせていましたが、最後に一言「まぁ、クサったら、そこで終わり。それだけですよ」と。彼が役者として今の地位を築くまでに、多くの障害や挫折があったのでしょう。でも彼は歩みを止めなかった…ただ一つの信念のもとに。腹の据わったその言葉に、私は心を奮い立たせてもらいました。

もし今、先の見えない状況に挫けそうになっている方がいたら、夢や目標を思い返すより、この言葉が特効薬になる気がします…立ち止まっても、前を向けていれば充分。クサったら、そこで終わりだもの。(あづさ)

この記事を書いた人
Azusa

株式会社ラクパ専属ライター。タウン誌≪シティ情報ふくおか≫編集者として、特集のほか、地元のテレビ番組・お笑い・祭りのページなどを担当。地域色豊かな誌面作りを目指す。2006年、ニュースレター作成代行「ラクパ」のライターとして活動開始。クライアントの個性を活かし、顧客づくりのための原稿を執筆中。趣味は競泳、専門種目はクロール。マスターズ大会での自己ベスト更新を夢見て、仕事と家事の合間にトレーニングに励む毎日。

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