「あんまり褒められないほうがいい。そのぶん、運が貯まるから。」

このコーナーでは、株式会社ラクパのライター・城戸あづさが、心に留めておきたい言葉とのエピソードを綴ります。

「あんまり褒められないほうがいい。そのぶん、運が貯まるから。」

この歳になっても、お客様に原稿を喜んでいただけたり、家族に労ってもらえたり、水泳のコーチに褒められたりすると、非常に嬉しいです。努力が報われた喜びを一週間くらい噛みしめます(笑)。

自分でも感謝や称賛の言葉が自然に出るような、褒め上手な人間になりたいと思っています。

しかし、その思いが逆に作用することがあります。すごく頑張ったつもりなのに、誰にも気づいてもらえずに、がっかりしてしまうことって、皆さんはないですか?

コロナ禍のせいもありますが、私には自分の存在価値がわからない日々がありました。

そんな折、母に愚痴を漏らしたのです。すると母は「私は80歳過ぎてから、やっと周りに褒められだしたよ」とニッコリ。「認めてもらえない間は?自分に運が貯まってる?と思って、腐らず努力を続けなさい。早いうちから褒められると、運が貯まらないよ」と。

思わず「お母さん、イイこと言うねぇ!」と返すと、母はケラケラ笑っていました。それ以来、私はあまり見返りを求めなくなりました。たまに虚しくなる時は「だいぶ運が貯まったね」と呟いてます(笑)。

気の持ち方で、きっと人生は変わりますね。私も母のように、人に囲まれて笑って過ごせる晩年を目指します。(あづさ)

この記事を書いた人
Azusa

株式会社ラクパ専属ライター。タウン誌≪シティ情報ふくおか≫編集者として、特集のほか、地元のテレビ番組・お笑い・祭りのページなどを担当。地域色豊かな誌面作りを目指す。2006年、ニュースレター作成代行「ラクパ」のライターとして活動開始。クライアントの個性を活かし、顧客づくりのための原稿を執筆中。趣味は競泳、専門種目はクロール。マスターズ大会での自己ベスト更新を夢見て、仕事と家事の合間にトレーニングに励む毎日。

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