まぶしくもあり、痛々しくもあり。それが青春。 映画「17歳の肖像」

映画の話、もう一本は「17歳の肖像」。

“60年代初頭のロンドンを舞台に、多感で好奇心旺盛な16歳の少女が、はるかに年の離れた30代のプレイボーイと恋に落ちたことで体験する危うくも刺激的な日々と、揺れる心の軌跡を瑞々しいタッチで綴る思春期ドラマ”というこの映画。自分がフツーに選ぶならおそらく選ばないようなジャンルの映画なのですが、たまには良いかな、と。

主演のキャリーマリガンは、「オードリーの再来」(…って春日?(笑)) ともいわれて、イギリスでは各映画賞を総ナメだとか。

確かに美人で頭がよく、好奇心旺盛で非常に魅力的に描かれております。彼女を観るだけでもこの映画を観る価値アリです。

それとこの映画のキャッチフレーズが良い。
「あの頃に戻っても、私は私を止めたりしない」

ん?、反省の多い人生を送ってきた私にはなかなか言えるセリフじゃありません。主人公の女の子は年上のプレイボーイに恋をしてそれはそれは手痛い仕打ちを受けるのですが、それでも後悔してないというところがエライ。くじけそうになっても、心は折れてないところに芯の強さを感じました。

原題は「AN EDUCATION(=教育)」。日々同じことを繰り返していても成長はできないわけで、今の自分を壊すことで、新しいものを取り入れることができるのだと思います。

翻って自分自身のことを考えてみました。果たして新しいことを吸収するために、今自分が抱えているものを捨て去ることが出来るのか? あるいは今、手にしているものが無くなったとしたら、果たしてすぐに現状復帰ができるのか? 裸になった自分自身でいつでも勝負できるようになっておかなければ、今の時代をサバイバルできないのだ、と考えさせられました。そのためには自分で自分を教育することが必要なのだと思います。
(←おそらくこんなテーマの映画じゃなかったと思いますが(笑))

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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コメント

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