昨日は、エンドライン(株)主催の講演会「Fukuoka成長塾」に参加。今回の講演者は、ビジネス書『営業マンは断ることを覚えない』の石原明氏。
『営業マンは?』は、私も起業時に読みました。マーケティングという業務を「集客」「見込客フォロー」「販売」「顧客化」に細分化し、営業マンが3番目の「販売」に専念できるように、残り3つの業務を会社として仕組み化しよう、という内容の本でした。
当日の会場はこんな雰囲気。90名近い?参加者で、かなりにぎわった様子。私の知ってる方も多数参加されてました。
今回の講演会のタイトルは、「最速で企業を発展させる方法」。それに対しての石原氏の答えは「会社、経営者が一流になること」と、非常にシンプル。
では、何をもって一流とするかということですが、この定義が非常に的を射たものだと思いました。それは、
「一流とは反復に耐えられること」
エルメスやベンツがなぜ一流かと言えば、使っても使っても飽きがこず、また、使っている自分に満足するから。一流の人とは、今日会ったばかりなのに、また明日会いたいと思わせる、といった感じです。
これには「なるほど!」と思いました。
「常に成長し続けてなければ、反復に耐えられない」という言葉にも、大きくうなづかされました。
以下、講演中に取ったメモより。
一流になるための経営者の時間の使い方に関しては、自分の時間を3分割し、
1)生活費を稼ぐための時間
ここで月の売り上げを出し、余計な出費をしないこと。必要以上に稼ぐことに時間を費やしてしまうと、残り2つのことに時間を割けなくなる。少し成長してきて、売り上げのために生活のすべてをかけてしまうのはNG.
2)自分の成長のための時間
自分の専門分野の勉強を必死に行なう。自分の成長に対してスイッチを切るな!
3)人脈を作る時間
一流になるためには、一流の人たちとつながる必要があり、そのためには自分が一流の専門分野を持っておく必要がある。「運」は人脈からくる。
「理論」と「法則」の違い
理論・・・誰かが作り上げたもの。時代に合わなくなれば使えなくなる。
法則・・・発見される前からもともとあったもの。不変。
自分の判断基準をはっきりと持っておくことが大事。そうでなければ、新しいものに出会うたびに迷いがでる。
最近気になる社長は、フレッシュネスバーガーと、コンビの社長。
石原氏がプロデュースした、靴磨き職人長谷川裕也氏とその店「ブリフトH」がなぜ成功したか?それは顧客から下に見られてしまう「靴磨き」という仕事を、顧客よりも上に見えるような戦略をとったから。マジシャンGoも同様。そこには顧客から一流と呼ばれるまでの血のにじむような努力、それだけの時間をかけたから。
登山家・小西浩文氏の話。
世界には8,000m峰の山々が14座存在するが、そのうちの6座を無酸素で登頂。1回だけなら登頂できる人間もいるが、本当に死と隣り合わせのような体験をするため、2回目登頂しようと思うものはほとんどいない。そこには真の強い意志を持ったものしか、許されない世界がある。ザイルをつなぐということは、相手が死ぬ時は自分も死ぬという覚悟を持つということであり、会社の幹部を選ぶということはそれと同じと思う。
以上、講演会のメモより。
この後、HAKATA ONOで開かれた懇親会にも出席。多くの経営者の方とごあいさつができて、充実した時間を過ごすことができました。
エンドラインの山本社長、良い講演会をありがとうございました!
コメント
私も石原さんの著書は一通り読んでたので、この講演会で初めてお会いできて良かったです。
それにしても、さすが園田さん!
石原さんの講演内容を上手く(当然ですね)まとめてるので、読み返して2度勉強になりました。
又、どこかでお会いするのを楽しみにしています。
>カイアさん
コメントありがとうございます!
石原さんのお話はもっといろいろありましたが、私のメモからなので、ここまででした。
またコメントよろしくお願いします。
成長塾ではお世話になりました。
すごく分かりやすいお話でした。
”一流”を自分の業務に落とし込んで再構築しなきゃ。
セミナー用メモとこの掲示板を一緒に見ると土曜日がよみがえって来ます。
ありがとうございます。
>登記の守田さま
コメントありがとうございます!
>”一流”を自分の業務に落とし込んで再構築しなきゃ。
まさにそうですね。せっかくいいお話を聞いても自分の行動に結びつけなければ、もったいないですね。