真の事業目的が明確になる方法。

今年のG.W.は読書三昧でした。そのなかで自分の事業の目的を見直す機会ができたので、今回はそれをお伝えします。

きっかけになったのはリッチ・シェフレンの教材『ビジネス・ブループリント』(ダイレクト出版)です。その中に「あなたの事業の目的を発見する」という章がありました。

あなたはご自分の事業目的を、簡潔で、広範で、根本的で、永続的な言葉で言い表せますか? 例えばグーグルの事業目的は「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」、フェイスブックだと「人々に分かち合う力を与え、世界をよりオープンでつながった状態にすること」です。

リッチは事業目的を発見する簡単な方法は、「5つのなぜ」だと言っています。

「我々は◯◯(商品)を作る」もしくは「我々は◯◯(サービス)を届ける」という言葉で始め、「なぜそれが重要なのか?」と5回問う、という方法です。

5つのなぜ

私もさっそくやってみました。ラクパの場合は、

■御社の事業は何を提供しているのか?
「ラクパは、ニュースレター作成代行サービスを通じて事業者の顧客作りを支援します」

■なぜそれが重要なのか?
「事業者は自社の商品・サービスの開発や品質向上に多くの力を注ぐが、顧客作りに力を注ぐことも重要」

■なぜそれが重要なのか?
「経営の源は顧客であり、顧客を維持しながら数を増やすには、まずは相手から信頼されることが重要」

■なぜそれが重要なのか?
「様々な業界での偽装問題のために消費者が疑い深くなっていて、まずは相手からの信頼を得る必要があり、そのためには適切な情報発信に長期的に取り組むことが重要」

■なぜそれが重要なのか?
「信頼を得るための情報発信は一時的な取り組みでは効果が薄く、継続することが重要」

■なぜそれが重要なのか?
「継続して発信することで?この会社なら信用できそう?と思われ、必要な場面になった時に?あなたから買いたい?となる」

■あなたのビジネスがなくなったら世の中はどうなるか?
「事業者は、長期的な視点で顧客作りに取り組まず、目の前の客だけを追い求める。そのために経営が安定しない」

■では、あなたのビジネスの目的は?
「長期的視野に立った顧客作りの支援サービスを提供してクライアントの経営を安定させること」

これがラクパの真の事業目的となりました。いかがでしょうか? リッチ・シェフレンの『ビジネス・ブループリント』は良い教材だと思うのですが、ダイレクト出版のサイトで確認したら、今は提供してないようです。リッチ・シェフレンの他の教材はあるみたいですので、おそらく同様のことは学べると思います。皆さんも試してみてください。

最後にもう一度。

ラクパの真の事業目的は、「長期的視野に立った顧客作りの支援サービスを提供してクライアントの経営を安定させることです。この目的を軸に、ニュースレターをはじめとするサービスを提供していきます。

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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