自分の信念に従っているか?―映画『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』

今回ご紹介するのは、ホスピタルクラウン創始者の半生を描いた『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』です。

映画

生きることに絶望し、自らの意志で精神科に入院したアダムス(ロビン・ウィリアムズ)。彼はそこで患者を助けることに自分の使命を見出し、医学の道を志す。2年後、医学部に入学したアダムスは、患者をユーモアで楽しませる体験を通して「笑いが治療になる」ことを確信する。しかし、学部の規則に背くアダムスに対して、同級生や学部長は冷ややかな態度を取っていた…。

<見どころ>病院などで患者の心のケアをする道化師のことを「ホスピタルクラウン」「クリニクラウン」というそうですが、その創始者であるハンター・アダムスをモデルにした映画です。

アダムスは病院のなかで患者が人間として扱われていない現実を目の当たりにし、愛とユーモアを基底にした、人に優しい医療を目指そうとします。

私たちは、自分が置かれた状況に対して「○○だから仕方ない」と簡単に諦めがちです。

一般的な医師には「病院は治療する場所だから、ふざけた行為はできない」という先入観がありますが、アダムス氏はそうは考えませんでした。

人にとってユーモアがいかに必要不可欠なものか。笑うことがいかに生活の質を向上させることになるのか。

実在の医師であり、今でも自分の信念に添ってクラウニング活動を続けているというアダムス氏には頭が下がります。

『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』監督:トム・シャドヤック/出演:ロビン・ウィリアムズほか/上映時間:115分/日本公開1999年

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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