善悪の価値観を問いただす―映画『ジョーカー』

ここではでは映画館通いが趣味のソノショーがお勧めの作品を紹介します。

今回紹介するのは、現在、公開中の映画『ジョーカー』です。

映画

<あらすじ> コメディアンになることを目指しながらも、大道芸人として社会の底辺で孤独に生きるアーサー(ホアキン・フェニックス)。彼は母ペニーの介護をしながら、自身もまた病気のために福祉カウンセリングを受けていた。ある日、アーサーは同僚から護身用にと拳銃を借り受ける。だが、それが原因で会社を解雇されてしまう。帰途の地下鉄でビジネスマンたちから暴行を受けたアーサーは、彼ら全員を拳銃で射殺してしまうのだった…。

<見どころ>バットマンのシリーズを観ている人にはおなじみの敵キャラ、ジョーカー。特に映画『ダークナイト』に登場するジョーカーは、悪の限りを尽くしながら、その目的は金のためでも、権力のためでもないところに底しれぬ怖さを感じる存在でした。そのジョーカーの狂気がどのようにして生まれたのかをしっかりと描いたのが本作です。これが単なるアメコミの外伝と思うと大間違い。社会的弱者をさらに追い込む政府、富裕層と貧困層の二極化、ゴッサムシティを舞台にした架空の物語とはいえ、随所に現代社会の闇が垣間見えます。この映画に関しては、悪を肯定しているという意見もあり賛否両論ありますが、いろいろ考えさせられる点で良い映画だと思います。アーサーが一線を超えてジョーカーへと変貌していくさまを演じたホアキン・フェニックス。迫真の演技をジックリとご覧あれ。

[char no=”2″ char=”S.Sonoda”]「事前に『ダークナイト』(2008年)を観ておくことをお勧めます。」[/char]

『ジョーカー』
監督:トッド・フィリップス
出演者:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ他
上映時間:122分
制作国:アメリカ
公開日:アメリカ、日本とも2019年10月4日

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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