血縁がなくても親子にはなれるー『インスタント・ファミリー 〜本当の家族見つけました〜』

このコーナーでは経営や生き方のヒントになるような映画を紹介しています。今回は養子3人を迎え入れることになった夫婦のドタバタ劇『インスタント・ファミリー 〜本当の家族見つけました〜』です。

『インスタント・ファミリー 〜本当の家族見つけました〜』

Instant Family

<あらすじ>子どものいない夫婦ピート(マーク・ウォールバーグ)とエリー(ローズ・バーン)は、里子を迎え入れることを決める。里子は1人だけのつもりで候補の子どもたちと面会するが、なりゆきで3人兄弟を引き取ることに。長男フアンや末娘リタとはどうにか打ち解けたものの、反抗期でしかも聡明な長女リジー(イザベラ・モナー)は、二人になつこうとしない。そんな折、服役中の実母が出所することになり…。

血縁関係のない親と子の絆を描く物語は、映画でもよく描かれる題材です。この作品はアンダース監督が3人の子どもを養子にした実体験から着想を得たとのことで、作品中に描かれるエピソードにとてもリアリティがあります。

特に印象深かったのが、夫婦が参加する8週間の里親講習。そこに集う里親希望者が多種多様で、なかには?トップアスリートを育てたい?と、運動能力の高い子どもを欲しがる女性がいたり、ゲイのカップルがいたり。それでも周囲が特別視しないあたりが、いかにもアメリカっぽい感じがします。

養子縁組というシリアスな題材を、コメデイタッチに描いたところが、この映画の素晴らしい点だと思います。(正)

  • 『インスタント・ファミリー 〜本当の家族見つけました〜』
  • 原題:Instant Family
  • 監督:ショーン・アンダース
  • 出演者:マーク・ウォールバーグ、ローズ・バーン、イザベラ・モナー、オクタヴィア・スペンサーほか
  • 上映時間:119分
  • 製作国:アメリカ
  • 日本公開:なし

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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