今日の日経MJ紙より。9面の小さなコラム記事にエステー会長兼社長の鈴木喬氏の短い記事が載っていた。
それによれば、エステーは、今年6月末でマスクの販売を中止したとのこと。その理由は赤字だったからではない。実際、売上は数億あり、利益も出ていたとある。しかもこの新型インフルエンザの流行で、もうしばらくは需要も見込めるのにである。
しかし「いろんなメーカーがマスク市場に参入しており、供給過多が目に見えている」というのが鈴木氏の見解。
今年4月に社長に復帰し、事業選択と集中を進めてきたとのことだが、黒字事業を捨てるというのは、おそらく内部的な反発もあったのではないかと想像する。それでもなお、戦略性を重視したということだ。
鈴木氏は「不況の時代こそ、徹底的に強いブランドをさらに強くすることが大事」と締めている。非常に学びのある言葉だ。
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