2010年1月22日付 日経MJ紙15面より。
「食ビジネス考」のコラムに、飲食店がお客様向けに出すDM(ダイレクトメール)をどうやったら反応が良いものになるかの記事があった。
「行きたい」と思わせるには3つの条件があるとのこと。その条件とは
1)受け取った客が読みたくなる工夫を凝らすこと
- 特徴のある色使いやキャッチコピー、形状
- 例:新宿の居酒屋「みやこんじょ」のDMは封筒いっぱいに筆で書かれた宛名書き。これはオーナーが毎月600通を自ら手書きしている。
2)来店を誘発する仕掛けを施すこと
- 新メニューの試食券、フェア告知
- 例:葛飾「トラットリアた喜ち」では、誕生日DMに、お店で撮影する記念写真を貼るスペースを印刷。客がDMを使う恥ずかしさを少なくしている。
3)店に親近感を持ってもらえる内容にすること
- 店で起きたことを素直に書く。難しく考えない
- 例:湯沢市「弁当懐石の店 柳澤」では、トイレが洋式になったことを綴り、来店回数上位150人にハガキ。お客からは改装祝いの電話や手紙が届く。
など。私が特に大事と思うのは(1)。DMの場合はまずは手にとって開封してもらわなければ、先に進めない。きれいにデザインされたDMならプロに頼めば作れるが、いかに開封させるかはデザインのプロでも難しい。
それにはお客のことをどれだけ考えているかに左右されると思う。
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