毎年秋に開催される田中真澄先生の講演会に今年も行ってきました。今年で5回目。もはや年中行事と化しています(笑)。
講演のテーマは「人間力を磨け!あなたの未来は開ける!」。“人生60年。あとは余生。”といっていた時代はもはや過去。平均寿命は80歳ともなり、この先さらに伸びて人生100年時代が到来します。そんな超長寿社会で、私たちはどう生きるべきか、という話です。
1936(昭和11年)生まれですから、今年で御歳74歳(ちなみに私の父とほぼ同じ世代です)。でもその魂のこもった語り口、チョークも折れるほどの板書、壇上を所せましと動く身振りは、とても70歳台とは思えません。講演会のチラシには、「日本一の熱演家」と謳っていましたが、ホントにそう思います。
以下、私の講演メモから。
老舗に学べ。日本は200年以上続く企業(=老舗)の数が世界一。世界の56%にあたる3146社が日本の老舗。そのために必要なのは、「私は死ぬまで働くぞ!」という強い信念。生涯現役という心構え。そして、「事業の目的はお金儲けでなく、顧客創造である」ことをしっかり理解すること。
サラリーマン=労働基準法に守られた人たち=自分中心の考え方。これでは、お客様は応援しない。
事業主=超労基法( 労働基準法第116条 事業主およびその家族には労働基準法は適用されない) =どんなに働いてもOK=お客様中心の考え方。年中無休24時間対応の精神。お客様がその心に触れて応援してくれる。
心構え(=人間力)を磨き続けることが、最大の能力。心構えとは心を作る習慣。毎朝起きた時にはゼロなので、習慣付けしてそれを磨かねばならない。
そのために大事なのは「積極性」と「明朗性」。
積極性とは、
[初動の習慣]
(1)早起き(どんなに遅くても6:30までに)。
(2)歩く(筋肉の70%は下半身)
(3)しつけ(挨拶、返事、後始末)
[弱者の戦略]
(1)凡人の成功哲学(「1」は何乗しても「1」のままだが、「1.01」は100乗すると「2.7」。凡人が2倍の力をもつ秀才を超えるには、1点集中してコツコツと積み重ねるしかない。一寸法師の戦い方。
明朗性とは、
[笑顔の効用]
笑顔は最大の集客能力。
「商」は「笑」なり、「勝」なり
[陽転思考]
松下幸之助氏の教え「大楽観の小悲観」“私は運がいい!”
【まとめ】
精神は歳をとらない。人生は今日が始まり。終身現役でPPK(ピンピンコロリ)を目指そう。
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