脳神経細胞がもつ本能は、たった3つです。「生きたい・知りたい・仲間になりたい」

このコーナーでは、株式会社ラクパのライター・城戸あづさが、心に留めておきたい言葉とのエピソードを綴ります。

本

脳神経細胞がもつ本能は、たった3つです。「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」

林成之

これは脳神経外科医で日本大学名誉教授でもある林成之氏の著書『脳に悪い7つの習慣』の冒頭部分です。林氏は北京オリンピックの競泳日本代表チームに「勝負脳」の講義を行ない、結果に大きく貢献された方です。北島康介の2大会連続金メダルと「なんも言えねぇ」が感動を呼びましたよね。

太古の昔から、脳は人間社会のなかに「生きたい」「知りたい」という本能から?科学?を生み出し、「知りたい」「仲間になりたい」という本能から?文化?を、「生きたい」「仲間になりたい」という本能から?宗教?をつくり出してきました。

と文章は続きます。なるほど!と引き込まれてしまいました。

さて、この「仲間になりたい」という脳の本能に基づくと「他人の事はどうでもいい」というスタンスは脳に悪い習慣になります。林氏によると「他者の役に立ちたい」という貢献心を磨くことで、脳は一段と力を発揮するのだそうです。

うちのお客様に、損得抜きに他人を一生懸命応援する方がいます。彼は脳の本能に従い、知らぬ間に自身の脳も高められていたのですね。なかなか真似できない、と思っていましたが、自分の脳のためだと思うと行動に移せそうです(笑)。とにかく本書はお薦めです!(あづさ)

この記事を書いた人
Azusa

株式会社ラクパ専属ライター。タウン誌≪シティ情報ふくおか≫編集者として、特集のほか、地元のテレビ番組・お笑い・祭りのページなどを担当。地域色豊かな誌面作りを目指す。2006年、ニュースレター作成代行「ラクパ」のライターとして活動開始。クライアントの個性を活かし、顧客づくりのための原稿を執筆中。趣味は競泳、専門種目はクロール。マスターズ大会での自己ベスト更新を夢見て、仕事と家事の合間にトレーニングに励む毎日。

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